目的は、高千穂 の商工会に招かれて講演をされる方の

随行員として。私を含め3名で車で宮崎まで往復したのです。


台風が近づいているけど、まだ大丈夫ということで

生まれて初めての車での長旅。

(大抵私は新幹線など列車の旅派なのです。車酔いするし)


だけど、運転された方の腕前がよかったのか

予想以上に快適で、車酔いもしないで無事到着。


講演会は商工会の若手経営者を対象に

「鉄道と地域活性化」というタイトルで行われた。

昨年の台風の影響で廃線の危機にさらされている

高千穂鉄道の再生をめざしている商工会の皆さんの

ヒントのなればということで、一昨年廃線となった

可部~三段峡間の可部線存続運動にずっと関わって

来られた三段峡ホテルの高下務さんのお話だった。



高千穂鉄道というと、以前NHKの深夜のドラマのタイトル映像のトロッコ列車で

見たことがあった。台風の影響で橋も道路も分断された写真を見て心が痛んだものだ。

(漫画家赤星たみこさんの応援ブログでも時々チェックしていた。)


だから、行く前は、実はちょっと辛かった。しかし、到着するとそんな気持ちを覆すほど

ステキなところだった。

観光地として、周辺も含めこれだけ魅力的なところとは。

高千穂峡に商工会の方に連れて行ってもらい

ボートに乗ったり、日向夏のかき氷を食べたり。


三連休の初日ということもあり、観光客も多く、トロッコ列車の影響はあまり感じられない

のでは・・・と、お店の人に聞いてみると、これでもかなり減っているとのこと。


確かに、神々の里と言われる山間を、風に吹かれながら

とことこトロッコ列車に揺られて通り抜けたいと思わせる

ロケーション。


宿の近くだった天岩戸神社と天安河原へも行ってみた。

ちょうど大雨が降り始め、それがますます幻想的な雰囲気に。


「我々の地域の神楽は日本一です!」と商工会の会長が

胸を張っておっしゃったのが印象的だった。

「安芸太田町も神楽が盛んなので、

いつか神楽サミットできたらいいですね!」と

同行された戸河内の方も提案され、

実現すればよいなーとしみじみ。


これをご縁に、なんか繋がりそうな嬉しい予感。

またゆっくり遊びに行きたいと思った。

風景だけでなく、お会いした皆さん

とても気さくで暖かく魅力的な人ばかりだった。


そして何よりこの旅に同行させていただくことになった

チャンスを与えてくださった方々に心から感謝している次第です。

※この旅でのご報告また改めてさせていただくつもりです。



帰りの車は、「台風が近づき広島は大雨だけど

大丈夫?」という電話をそれぞれ受けながら

深夜水浸しの高速を安全運転で無事到着。

本当に中味濃いスリリングな二日間でした。

ありがとうございました!

(ご心配かけた皆様申し訳ございませんでした。)


その夜、加計に泊まって近づく台風に備え

ハーブを刈ったり、ハウスのビニールを剥がすの

手伝ったりでてんてこまいのまま広島市の家に帰る。

(途中通行止めになっていたので引き返し、高速に乗った。)


これから朝方にかけて広島に最接近という。

今は九州に上陸中で心配です。


どうか、これ以上被害が出ませんようにと祈るのみ。

くれぐれも皆様お気をつけください。


昨夜から取材に出かけて行方不明という

記者さんのことがずっとずっと気にかかる。