豪華な装丁の雑誌が大阪の伯母から届いた。

文芸アート誌「華音(かのん)」創刊号

文芸アート誌「華音」創刊号


「家庭画報」のようなその雑誌をめくると

源氏物語の特集で田辺聖子や島田雅彦のインタビュー記事など

読み応え十分の内容。全320頁のボリュームでオールカラー。

これはお金がかかってる雑誌だわ~。と

余計なお世話で値段確認すると定価1700円税込だった。

さっきHP見たら今は第二号が出ていて、特集は寺山修司 でした。)


雑誌の中に挟んであった伯母の手紙によると

190~191頁に作品が出ているそう。


お~!!伯母の歌をイメージした料理が

見開きで紹介されてる!!


「ことばの料理店」という頁で、8名の作品(短歌、俳句)と

料理が紹介されているのだ。


「ことばと食。詩歌文芸の世界を、

老舗割烹日本橋ゆかりの三代目

料理で表現しました。

新しい詩歌文芸の味わい方がここにあります。」とある。


自分の作品が料理の一品になるなんていいなー。

というかすごいアイデアですね。


8作品のイメージをコースとして仕上げたそうで

お通しで「かくし梅」だった伯母の作品はこちらです。

よろしかったらご覧くださいまし。(クリックしていただくと大きくなります。)

           ↓

伯母の短歌と老舗割烹料理とのコラボ

湖(うみ)暗く 降る雪積みし 捨て舟の

         浮輪の赤の 暮れ残りたり

                   坂井 千尋


お通し・かくし梅

塩抜きして出汁で煮含めた梅干に甘い豆腐あんをかけ、

揚げた鴨の皮を添えた。(中略)

夕暮れ時の景色を詠んだ歌の舞台は琵琶湖。湖畔には有名な

鴨料理があることを思い出した。(料理 日本橋ゆかり三代目野永喜三夫さん作