突然「農園風景の写真」から

「イトコのフラメンコ姿」 に変更しました。(もちろん私じゃあないです~。)


何故フラメンコ?と思われるかも。

そこで、ちょこっと説明させてくださいね。


  

                   ↑クリックすると写真大きくなります。


いよいよ、そのイトコの創作フラメンコ

リサイタルが本日夕方本番を迎えることになったので

一人でも多くの人に知っていただきたいと

思って・・・。


大阪の皆様、よろしかったら是非おいでくださいませ。


    山内恵子フラメンコリサイタル

     レクイエム広島

     「鎮魂」-犠牲となったすべての魂に捧ぐ

      

★日時★11月11日(金)18:15開場 18:45開演

★会場★クレオ大阪中央(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘前」駅下車

      ①番出口より北東へ徒歩3分

      当日券5500円(全席自由席)



イトコの山内恵子の父方の祖父母は広島市で被爆死された。

平和公園近くの猫屋町の坂井医院だった。当時医者は疎開

できなかったそうだ。


恵子の長姉のお産のため、伯母(私の父の姉)は伯母の実家の医院

(つまり農園のある加計)へ帰っていたから助かった。

もしあの時広島市へ戻っていたら、(長女が生まれたのは原爆投下の直前7月28日)

恵子(六女)もここには存在しなかったのだ。


軍医として行っていた台湾から無事帰った伯父は

両親を原爆で亡くし、加計の祖父の勧めもあり

しばらく加計(香草)で医院をしていたが、

子ども達の教育のためにと一家揃って大阪に出た。

恵子は殆ど記憶のない幼い頃だったそうだ。


育ったのが大阪で、嫁ぎ先もずっと大阪の恵子にとって

ヒロシマの存在とは?


数年前、フラメンコ舞踊家の恵子に

「フラメンコでヒロシマを表現できないの?」と

聞いたことがある。あれから何年経ったのだろう。

彼女はいつも考えていたのだ。

そして、きょう大阪で初めて発表する。


実は、4年前、8月6日原爆の日の夜、原爆ドームの前を流れる

元安川のほとりで、鎮魂のフラメンコを踊ったイトコ。

灯篭流しが流れる前で、プログラムのひとつとして

躍らせてもらったことがあるのだ。

その姿は、今でも強く目に焼きついている。

このときの経験が、今回のリサイタルの実現へ向けて

生かされてるのだろう。


ところで、私とはイトコ同士だが

共通の祖父母(恵子は母方、私は父方の)は加計にいたので

全く被害を受けなかった。だから、イトコとは

原爆に対する思いが違うと思う。

(ついでに私の母方の祖父母は呉にいました。)


このブログでも、今開催されている「ヒロシマ平和映画祭」や

歌手新屋まりさんの参加された平和イベントのことなど

時々ふれていますが、大阪でこういったリサイタル

「ヒロシマをテーマに踊るフラメンコ」が、

受け入れられるのか心配で、なかなか寝付かれず

ここへ書いてしまいました。


もし関心をもたれた方が

いらっしゃったら、是非会場に足を運んでいただきたいと

思います。私ももちろん駆けつけます。ドキドキしながら。


*8月8日読売新聞夕刊 でも取り上げていただきました。